PROUD CITY MIYAZAKIDAI

本計画で最も大切にしたのは、この場所に存在する「環境文化資産」を見過ごさず、最大限に生かすデザインである。多摩丘陵の原風景を彷彿とさせる起伏に富んだ地形を生かす。田園都市線沿線に広がる大空と太陽の運行を生かす。一次開発時より大きく成長した地域の街路樹を生かす。それらの自然の移ろいを丁寧に読み解き、デザインへと昇華する事により、水と緑と人がつながる豊かな街区および住環境の実現を目指した。斜面を生かした内部のカスケードから外部のセンタープロムナードへと流れ出す水景とそれが奏でる爽やかなサウンドスケープ。太陽の動きと水面や壁の位置を計算し、刻々と表情が変化する揺らめく光と翳の環境デザイン。江戸の園芸文化を支えたこの地域固有の華やかな植栽とつながる既存のけやき並木、等々。環境文化資産としての自然と、そこに新たに計画する建築とランドスケープが一体となって、ここ宮崎台駅周辺地域の「歩く価値の最大化」を目指した

SPECS ARE

YEAR
2017
SCALE
4,176m2
CATEGORY
Landscape Design
PLACE

神奈川県川崎市宮前区宮前平3丁目

CREDIT

事業主:野村不動産株式会社
設計:株式会社 日建ハウジングシステム
施工:三井住友建設株式会社
撮影:川澄・小林研二写真事務所

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