CHUO LINE MALL PROJECT

JR東日本が中央線の三鷹・立川間連続立体交差事業をきっかけに取り組む沿線価値向上プロジェクト『中央ラインモールプロジェクト』高架下空間(全長約9km 三鷹~立川間)を、沿線自治体によるまちづくりと連携をとりながら一体的に整備・開発。
プロジェクトの初めに、今後関わる設計者、デザイナーに向けたデザインの指針となるコードブックを作成。武蔵野、中央線沿線という環境や土地のコンテクストを読み取り、デザインの可能性を示唆する内容とする事で、長大な高架下空間に多様性を受け入れ、「中央ラインモール」らしさを共に作り上げる事を目指した。本計画地は駅間に位置し、東西に続く歩行空間「ののみち」と南北を貫く道路の交差部である事から、新たな街の顔となる憩い・交流の場を計画。人々の拠り所となる長いコミュ二ティテーブルを設け、かつて南北の街を分断していた中央線のレールや踏切などの鉄道設備がこの場所の歴史や場所性を伝えてくれる。また、武蔵野の自然を感じる散策路やコミュニティガーデン、枕木の床パターン、高架柱に地域の名所や逸話を伝える「ありか」「いつわ」のサインを計画し、高架下を歩く楽しみを演出すると共に周辺地域との回遊性を高める仕掛けとなっている。

SPECS ARE

YEAR
2010-2017
SCALE
70000m2
CATEGORY
Landscape Design
PLACE

東京都 武蔵野市/ 小金井市

URL
http://www.nonowa.co.jp/
CREDIT

事業主:東日本旅客鉄道株式会社 / 株式会社JR中央ラインモール
サインデザイン:Hiromura Design Office
照明デザイン:LIGHTDESIGN
施工:西武造園株式会社
撮影/橋本 剛志 yusuke komatsu

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